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古い通り

これまでショーソンに関する本はフランスでもほとんど出版されてなくて、1967年のジャン・ガロワのものがいまだに唯一のまとまった評伝のようである(R. S. Groverの英語版もあるらしい)。

 

若い頃からマダム・ド・レイサックのサロンの常連だったことは知られているが、本のなかにサロンの所在地について記述があり初めて場所がわかった。早速地図でみると、サン・シュルピス教会とリュクサンブール公園の間にある一区画であった。通りに詳しいfr.wikipediaをみると、同じ通りの13番はリトグラフの発明家ゼネフェルダーが店を出していたこともわかった。

 

ルドンが転写紙を用いてリトグラフを制作する方法を教わったのは同じサロンの常連ファンタン・ラトゥールからであり、最初の石版画集『夢のなかで』も予約購入したのはサロンのメンバーが中心だった。

 

この頃まで石版画のブティックがあったかどうかはわからないが、偶然とはいえリトグラフの発明家とその技法で最高の作品をのこした版画家が同じ通りに関わっていたことが、コスモポリス都市パリならではのことに思える。

 


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  • 2017.10.17 Tuesday
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