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ペレアスとメリザンド


Pelléas et Mélisande


『ペレアスとメリザンド』は演奏会形式とオペラでそれぞれ1回聴いたことがあった。あまり覚えてないので、先日の『ゲノフェーファ』ほどの印象は残らない公演だったのかもしれない。


絶滅に瀕しているCD(DVD)からいくつか。


Iréne Joachim, Roger Desormier, 1941.


ドイツ占領下のパリで録音、セッションは不自由だったのではないかと思われるが、ドイツ文化と関連があると主張すれば、何でも通してくれたという。サルトルもこんな自由な時代はなかったと懐述していた。メリザンド役は有名なヴァイオリニスト、ヨアヒムの孫娘。このディスクには、今では聴かれない素晴らしい声の創唱者と作曲者の演奏とコルトー伴奏でマギー・テイトの歌唱も含まれている。


第三幕の冒頭

メアリー・ガーデン、ドビュッシーの伴奏、1903年


Micheline Grancher, Désilé-Emile Inghelbrecht, 1962.


『聖セバスチャンの殉教』初演で合唱を指揮したアンゲルブレシュトによるステレオ録音。このディスクが出たときにはこんな録音が埋もれていたのかと驚いた。第三幕、薔薇の香りの場面は、プルーストが薔薇熱の発作(つまり花粉症)を起こしてしまう、と言った強い香りが立ち上がる。


Friderica von Stade, Herbert von Karajan, 1978.


このオペラで最も有名な録音と思うが、いかにもカラヤン的な主張が強くてドビュッシーではない。


Alison Hagley, Pierre Boulez, 1992.


『ル・マルトー』の作曲家ブーレーズによる映像、曖昧さのない演奏はこれもドビュッシーから隔たっている。ウェルシュ・ナショナル・オペラは来日したときにみた『ファルスタっフ』はさすがシェイクスピアの国、様々な舞台の工夫が面白かった。


Anne Sofie von Otter, Bernard Haitink, 2000.


今まで聴いたなかで最も曖昧なうちに演奏されていると思う音楽で気に入っているもの。フォン・オッターはクライバーの『薔薇の騎士』元帥夫人の印象がとても強かったが、このメリザンドもよかった。


Cecile Besnard, Pierre JOrdan, 1999.


作曲者によるピアノ版の世界初録音。ピアノはコルトー所有のプレイエルを使用。1902年の初演時に舞台転換の時間が足りないために、不本意ながら追加された間奏の部分がないのと、音色がないので受ける印象は全く違う。オーケストラ版が色彩を加えて完成されたパステル画であるとすれば、ピアノ版は木炭で描いたデッサンのよう。


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